住友ナコは、住友の事業精神と当社の経営理念に基づき、持続可能な社会の実現のために、社会価値と企業価値の向上を両輪として企業経営を行います。これをサステナビリティ基本方針とします。
機械(フォークリフト)メーカの強味を
活かして社会貢献する課題
生産活動と製品使用時の両面からのエネルギー効率や環境への負担の軽減、またフォークリフトのオペレータをはじめ、物流業界に関わる人々の生産性や安全性についての、重要課題を設定しています。
社会の一構成員として貢献する課題
従業員の安全と健康、働き甲斐を大切にし、法令遵守と製品品質を維持向上することで、地域社会をはじめとして、社会への貢献を継続するための、さまざまな重要課題を設定しています。
住友ナコグループはフォークリフトメーカーとして、環境負荷の低減を、重要課題と認識しています。
①製造工程などの、自社の操業時
②お客先の当社製品の使用時
環境破壊を防止するため、工場、販売会社で管理体制を構築しています。
活動内容
当社は、フォークリフトおよび物流機器の製造・販売に関して、環境マネジメントシステムを設定し、技術的、経済的に可能な範囲で環境目的・目標を定め、全社的な環境マネジメントシステムを計画(Plan)、実施(Do)、点検(Check)、見直しと改善(Action)のPDCAサイクルで、企業自ら継続的に改善していくことを目的としています。また、パフォーマンスは社長に報告することになっています。
フォークリフトメーカーである住友ナコグループは、製品の自動化やデジタル化を通じて、お客様の業務負荷軽減、稼働時間の削減、安全性の向上に貢献します。製品・サービスを通じ、お客様の労働生産性の向上や、労働環境のさらなる改善に貢献するとともに、当社の製品競争力の強化にもつなげていきます。フォークリフトを運転する、作業者の安全の確保は、お客様にとっても重要な課題です。住友ナコフォークリフト販売(株)では、お客様での安全講習活動を通じて、この課題解決に取り組んでいきます。
フォークリフトを正しく安全に使用するためには、オペレーターおよび管理者への定期的な安全啓発が必要です。当社では、お客様に対し、オペレーターをはじめ、すべての従業員にフォークリフトの知識と安全意識の向上に向けたプログラム(座学講習)を実施しています。また、お客様の作業環境や機種にあわせた実技講習も提供しています。当社は、教育の面からもフォークリフト災害ゼロを目指しています。
住友ナコグループが時代の変化をとらえ社会に求められる商品・サービスを持続的に提供していくためには、人材活用は非常に重要なテーマです。「事業は人なり」。この言葉は住友グループの根底に流れる考え方の一つです。また、社員の健康管理は当社グループの持続的な成長の鍵である、と経営的な視点から考え、戦略的に実践するとともに、災害ゼロの実現や心身ともに健康な職場づくりを進めています。ダイバーシティ推進活動では、女性活躍推進とワークライフバランス推進などにより、多様な人材が活躍できる職場づくりに注力しています。
社員の育成は、重要な課題と位置付けています。新入社員から各世代に及び、職種に応じた、教育プログラムを設定して、社員を育成する体制を整備しています。教育に必要なインフラ設備も、計画的に充実を図っています。
一例として、住友ナコフォークリフト販売(株)では各エリアのトレーニングセンターにて、質の高いサービスを提供できるように社員の教育をしています。
すべての働く人が、安全優先で行動し、人間尊重の精神に基づき、労使協力して安全で健康的に働ける快適な職場を作るという理念の下に、労働災害ゼロを達成する為の活動を推進し、継続的な労働安全衛生の向上に努めています。
※写真は大府工場にて実施している安全パトロール
地域社会への貢献や共存・共栄の精神は、地域社会および当社グループの持続的成長に不可欠であると考えています。
近隣の小学生に、フォークリフトの製造工程や、試運転、検査の見学を通じて、モノづくりの面白さや、産業車両の社会貢献を学習してもらっています。
「校区の産業に興味を持ち、理解を深める」「工場で働く人々の様子を知る」という小学校の目的に応え、2012年より毎年、3年生児童の工場見学を受入れています。 普段は見ることのできない工場内の組立工程やフォークリフト実車の実演を見ていただきものづくりを肌で感じてもらっています。
地域の皆様への認知度アップを目的に、名古屋製造所エリアの「住友重機械グループ」として毎回出展をしています。パネルや模型の展示のほか、お子様向けにカプセルBOXや的当てゲームを準備し、皆さんに楽しんでいただいています。
グローバルにバリューチェーンやサプライチェーンを展開する住友ナコグループは、ビジネス倫理やコンプライアンス徹底は、事業の持続的成長において不可欠であると考えています。コンプライアンスマニュアルや倫理規程に加えて、住友重機械グループとしての法令順守方針に基づき、企業倫理のさらなる徹底を図っています。
住友ナコグループは役員・社員に法令・企業倫理の遵守を徹底させるとともに、常に高い良識を持って行動することを求めており、住友重機械グループの「コンプライアンス基本方針」に基づき、当社グループ全体へのコンプライアンス徹底に努めています。
社長、内部統制担当役員及び各役員、各部門長から構成されるコンプライアンス委員会を年4回開催し、当社グループとして全社的、総合的なリスク管理を推進しています。本委員会では、全社的な視点でリスクの特定、分析・評価、対策立案を行うとともに、リスク管理状況のモニタリングなどを行っています。また、その進捗状況やモニタリング結果については、内部統制部より取締役会に報告しています。
住友ナコグループは、住友重機械工業グループの「CSR調達ガイドライン」に基づき、CSR調達の推進をします。
公正・公平かつ透明性を確保した取引を自ら行うことはもちろんのこと、
人権尊重、コンプライアンス重視、環境保全等の精神で、サプライチェーン全体での責任ある調達活動を推進いたします。
住友の事業精神、経営理念に基づき、当社グループの役員・社員が守るべき基本的な行動・規範を「住友ナコ倫理規程」として定めています。各種コンプライアンス教育にて倫理規定について周知し、従業員へコンプライアンスの徹底を促しています。
住友ナコグループでは、製品の品質はプロセスの善し悪しによって決まると考えます。そのために、各部門での品質管理体系の遵守に加え、住友重機械工業株式会社 経営品質本部の監査により、その継続的な水準向上を図っています。
品質に関連する役割に対して、割り当てられた責任及び権限が社内に伝達され、理解されるための組織作りを行っています。品質保証部は独立性を確保するために、社長直属となっています。
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